天切り松 闇がたり3 初湯千両 |浅田 次郎
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天切り松 闇がたり3 初湯千両
浅田 次郎
集英社 刊
発売日 2005-06-17
価格:¥580(税込)
浅田ワールド、これにあり 2006-01-08
浅田次郎の作品を40作以上読んでいる大ファンです。
本シリーズも好きですね。
毎回「浅田ワールド」という虚実ないまぜの世界へといざなってくれます。
粋な世界を描かせたら天下一品ですね。
また、天切り松のテンポの言い語り口調が、文体にリズムを生んでいますので味わいが感じられます。タンカの切り方もいなせですし、明治・大正時代の江戸っ子っていうのは、こうだったんだ、と思わせるようなセリフ廻しに毎回感心してしまいます。
今作でも、竹久夢二、伊藤博文、永井荷風という実在人物を登場させ、いきなり不思議な世界へ連れていってくれるわけで、読者としては話の展開に毎回驚かされ続けます。もっともそこが魅力で好きな箇所なんですが・・・・。
第2話の「共犯者」の鮮やかさは、拍手喝采ものです。してやったり、と言う感じですかね。
そして第6話「銀次蔭盃」の安吉親分と仕立屋銀次の接見シーンの会話は、本当に泣けてきます。ケレン味たっぷりな話もまた浅田次郎の真骨頂ですね。
文庫化により、中村勘三郎の解説も所収されており、得した気分でした。
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この記事は2006/7/16に作成しました。
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