地下鉄(メトロ)に乗って |浅田 次郎
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地下鉄(メトロ)に乗って
浅田 次郎
講談社 刊
発売日 1999-12
価格:¥580(税込)
それぞれの孤独 2006-06-14
普通、「タイムスリップ」というと「楽しい思い出」が舞台の中心だ。
しかし、そこは「浅田次郎文学」。はっきり言って、本書のタイムスリップに幸福を感じることは、まずない。忘れてしまいたい過去・・。
殺伐とした時代の記録・・。父を毛嫌いして生きてきた主人公に、見えない力が見せる厳しい時代を生き抜いて少しずつ変わってしまった父の過去・・・。本当の父を知るのと引き換えに主人公は・・・。
「タイムスリップの本当の理由」を目の当たりにする。
知らない方が幸せだったことと、知ってよかったこと・・・。
夢物語では済まされない・・・・・
その両方が確実に「タイムスリップ」にはなくてはおかしいのだ!
と、作者が読者に伝えているのだろう・・。
しかし、何故か読み終えた後には爽やかに頑張って生きよう!と思わせてくれる良書だ。
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この記事は2006/7/16に作成しました。
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