浅田次郎の書籍を徹底紹介します。


壬生義士伝〈上〉 |浅田 次郎

壬生義士伝〈上〉壬生義士伝〈上〉
浅田 次郎
文藝春秋 刊
発売日 2000-04
価格:¥1,600(税込)




「おもさげながんす」の言葉が頭に残る 2006-05-31
歴史小説はあんまり好きではない。

でも、浅田次郎は好きだ。



という僕がしっかりハマッテしまった作品。



全体的に歴史的な描写はきちんとされているが、

どちらかというと「人」の関係や感情に重きを置いた作品だと思う。



浅田次郎の「方言」による泣きどころの見せ方は、

歴史モノとはいえ存分に活かされており、

むしろ歴史モノだからこそ、自然に違和感なくスッと入ってきて、

いつの間にか泣かされている気がする。



後に映画化されたが、

映画自体はとても良かったが、原作を超えたとは言いがたい。

それだけ原作の描写が優れているのだと思う。



読み終えて最後に残るのはやはり



「おもさげながんす」



の言葉。主人公の人柄や生き様が一言で表現されている。

この言葉を選んだ、そして書ききった作者は凄い。




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この記事は2006/7/16に作成しました。

【浅田次郎の経歴】
1951年生まれ。

1995年『地下鉄(メトロ)に乗って』で吉川英治文学新人賞受賞。

1997年『鉄道屋(ぽっぽや)』で直木賞受賞。

2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞を受賞。

その他著書多数。




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