壬生義士伝〈上〉 |浅田 次郎
|
|
壬生義士伝〈上〉
浅田 次郎
文藝春秋 刊
発売日 2000-04
価格:¥1,600(税込)
「おもさげながんす」の言葉が頭に残る 2006-05-31
歴史小説はあんまり好きではない。
でも、浅田次郎は好きだ。
という僕がしっかりハマッテしまった作品。
全体的に歴史的な描写はきちんとされているが、
どちらかというと「人」の関係や感情に重きを置いた作品だと思う。
浅田次郎の「方言」による泣きどころの見せ方は、
歴史モノとはいえ存分に活かされており、
むしろ歴史モノだからこそ、自然に違和感なくスッと入ってきて、
いつの間にか泣かされている気がする。
後に映画化されたが、
映画自体はとても良かったが、原作を超えたとは言いがたい。
それだけ原作の描写が優れているのだと思う。
読み終えて最後に残るのはやはり
「おもさげながんす」
の言葉。主人公の人柄や生き様が一言で表現されている。
この言葉を選んだ、そして書ききった作者は凄い。
■続きを読む
この記事は2006/7/16に作成しました。
