浅田次郎の書籍を徹底紹介します。


きんぴか |浅田 次郎

きんぴかきんぴか
浅田 次郎
光文社 刊
発売日 1996-01
価格:¥2,039(税込)




何度読んでも笑える、泣ける 2006-03-24
 「きんぴか」は、ノベルズ版を合本して再発行した、この重たくて中表紙が文字通り「きんぴか」なこの本で読んだ。ピスケンの出所から始まり、軍曹や広橋との邂逅、その後の活躍は、半徹夜して一気に呼んでしまったものだ。その間、蕎麦屋の話の直前のピスケンと軍曹のやり取りには、涙が出るほど腹をよじって笑ったため、家族が心配して起きてきたほどである。

 このピカレスクロマンの範疇に、強烈な笑いと、人間愛を持ち込んだことが、浅田次郎の真骨頂と思う。その後の彼の作品を読むきっかけになった本なので、この本が、彼を判断するときの基準になってしまうが、今もって、最高の作品と思っている。

 時々落ち込んだときにどこかの章をひらくと、そこにはいつもきらめく世界があって、分かっていても、嫌なことを忘れさせてくれるありがたいご利益のある本である。唯一の欠点は、重いので、寝っころがって読むとき疲れると言うことかな?


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この記事は2006/7/16に作成しました。

【浅田次郎の経歴】
1951年生まれ。

1995年『地下鉄(メトロ)に乗って』で吉川英治文学新人賞受賞。

1997年『鉄道屋(ぽっぽや)』で直木賞受賞。

2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞を受賞。

その他著書多数。




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