鉄道員(ぽっぽや) |浅田 次郎
|
|
鉄道員(ぽっぽや)
浅田 次郎
集英社 刊
発売日 2000-03
価格:¥500(税込)
幻想と死 2006-04-09
短編集。表題作は50ページにも満たない短編だ。表題作は本当に悲しい。鉄道員=ぽっぽやとしてしか生きる事が出来なかった不器用な男の悲喜こもごもの物語だ。何故生後2ヶ月で死んだはずのユッコが成長した姿で乙松の前に現れるのか?何故その直後に乙松は倒れるのか?、、、これは幻想とも考えられるし、乙松の死の直前の走馬燈の様なものとも考えられる。ただ、この作品の着想はすばらしいが、読者にとって理解しにくい部分が少しある。そして深い悲しみが残る。短編であっても深い余韻を伴う作品だ。
収録されている他の短編作品も概して悲劇的で、しみじみと楽しめる。
■続きを読む
この記事は2006/7/16に作成しました。
